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  • 2022年6月24日

更新日:2月13日

当クリニックの院内報「GYC通信Vol.13」を発行しました。今回は「朝の血糖値・食事・運動特集」です。是非ご覧ください。



~ 朝の血糖値・食事・運動特集 ~


朝は高血糖になりやすい!?

糖尿病、特にインスリン治療を行なっている患者さんの中には、夜間何も食べていないのに朝の血糖値が高い方や、糖質を多く食べていないのに食後血糖値が高い方がしばしばいます。朝に血糖値が高くなる原因として、暁(あかつき)現象やソモジー効果が挙げられます。


朝食を摂ることの重要性

最近若い世代の間で、朝食を摂らないことが深刻な問題になっています。朝食を抜くことは肥満や心血管病、2型糖尿病の発症リスクの増加に繋がるという報告も多いです。朝食を抜くと、昼食後と夕食後の血糖値が急激に上昇しやすくなることが知られており、その理由として、朝食を抜くと昼食後にインスリンを分泌する膵臓に負担がかかり、インスリン作用不足が起こると報告されています。


当院では朝食メニューとして、栄養バランスに優れ、また食事の準備や保存が簡便なシリアルをオススメしています。皆さんの朝食に取り入れてみてはいかがでしょうか!


シリアルとは

シリアルとは、トウモロコシ、小麦、オーツ麦、玄米等の穀物を食べやすく加工した食品のことで、原料や調理法の違いで様々な種類があります。


血糖値が高めの方はどれを選んだらいい?

数多くのシリアルがある中で、血糖値が気になる方に対して当院が最もオススメするシリアルは、ブランです。


↑ブランの原料の小麦ブラン(小麦ふすま)は、小麦粒の表皮部分のことを言います。
↑ブランの原料の小麦ブラン(小麦ふすま)は、小麦粒の表皮部分のことを言います。

ブランがおすすめの3つの理由!!

①食物繊維が豊富

小麦ブランには、ごぼうの約7倍もの食物繊維が含まれています。※日清製粉グループ


また、表1の数値で比較すると、オートミールの2.5倍、コーンフレークの4.1倍も含まれています。




②糖質が抑えめ

とうもろこしが原料のコーンフレークや、砂糖の含まれていないオートミールと比較しても、糖質が抑えられていることがわかります。


③腸内環境を整える

小麦ブランには、腸内の善玉菌のエサになり腸内環境を整えてくれる発酵性食物繊維が含まれています。大麦、ごぼう、昆布等に多く含まれるもので、ケロッグオールブランには10gあたり1.1g含まれています。



参考:ケロッグオールブラン
参考:ケロッグオールブラン

最後に、こんな方にオススメです!

☑ 糖尿病の方       

☑ 食後高血糖を予防したい方

☑ 糖質を気にしている方

☑ 腸内環境を改善したい方



 

起床直後or朝食後、運動するならどっち?


起床直後

十分な糖質摂取が行われていない食前に運動をすると、

エネルギーを作り出すために、体脂肪が使われ、ダイエットには

効果的と言われています。しかし、糖尿病の方には要注意!?


空腹で運動することによって、糖尿病発症のリスクを高めたり、血糖コントロールを悪化させてしまう可能性も考えられます。


朝食後

運動には慢性効果と急性効果があり、両者があいまって血糖値を下げる効果が期待できます。



特に食直後から2時間の間に行うことで、食事による急激な血糖値の上昇を抑えることができます。

参照:DMnet,「早朝運動の安全性に関する循環器的・生化学的研究」広島大学




当院では、運動は空腹起床時すぐではなく、食後の運動をおすすめします!


運動する際のポイント


毎日に+α!おすすめの運動メニュー





1万歩以上や1時間のジョギングなどを目指さず

まずは1日10分、週3回以上の運動を行ないましょう!

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