メディア情報(TJ MOOK『血糖値・血圧・コレステロールを下げる名医のワザ』2023年12月1日発行)2023年11月4日当院院長が「TJ MOOK『血糖値・血圧・コレステロールを下げる名医のワザ』2023年12月1日発行」で糖尿病専門医として、食事・運動療法について解説を行いました。
メディア情報(晋遊舎ムック『100年元気な心臓、血管をつくる本』2023年10月1日発行)2023年8月29日当院院長が「晋遊舎ムック『100年元気な心臓、血管をつくる本』2023年10月1日発行」で糖尿病専門医として、食事療法の解説を行いました。
GYC通信Vol.14発行2023年8月20日更新日:2月13日当クリニックの院内報「GYC通信Vol.14」を発行しました。今回は「注意!糖尿病と熱中症!」です。是非ご覧ください。注意!糖尿病と熱中症!酷暑が続いておりますが、この時期特に気を付けたいのが、「熱中症」です。今年の夏は、全国的に平年より暑く、残暑も厳しくなることが予想されており、より一層、熱中症への警戒が必要です。外出時だけでなく、室内でも熱中症にかかるリスクがあることにも注意しましょう。熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、暑さに対する調整機能が低下しているため、特に注意が必要です。こまめに水分補給を発汗時には、水分と塩分が多く失われます。そして脱水になると血流が悪くなり、熱を逃がすことができなくなります。また、筋肉や脳、臓器への血流も低下するため、意識を失ったり、臓器の機能低下などの体の不調をきたし、熱中症を引き起こします。喉の渇きを感じなくてもこまめに補給しましょう。注意点大量の発汗時に水だけを飲んでいると、体内に吸収されにくいだけでなく、体液が薄まることにより、水中毒とも呼ばれている低ナトリウム血症を起こす危険性があります。軽度では無症状な場合もありますが、重症になると昏睡や死亡のリスクもあります。商品の表示をよく読み、日常生活での水分補給と、発汗時の水分補給とで、使い分けをしましょう。※大塚製薬 効率的な水分補給スポーツドリンクと経口補水液の違い発汗時によく使用される2つの飲料について違いを理解しましょう。★糖質量と食塩相当量の比較角砂糖3.3g/個まとめ・商品によって量に差はありますが、スポーツドリンクには糖質量が多く、角砂糖9個分を含みます。運動などによる発汗によって体から失われる水分・ミネラルを補給できますが、飲みすぎると糖質の過剰摂取に繋がります。・経口補水液は、お味噌汁1杯分、梅干し中1個分の食塩相当量を含みます。病者用食品であり、脱水時の使用を目的に作られているため常用は控えましょう。・普段の生活ではスポーツドリンクや経口補水液ではなく、水かお茶をこまめに摂取するよう心がけましょう。 糖尿病の方は熱中症になりやすい!?糖尿病の方が熱中症に特に注意しなければならない理由は、高血糖による脱水症状です。糖尿病で血液中の糖が多くなり過ぎると、腎臓は糖を多量の水分と一緒に尿として排出するようになり、尿の量や回数が増えます。さらに、長年血糖コントロールが悪く神経障害が起こっている方は、暑いときでも汗をかきにくくなって体温調節機能が低下していることがあります。熱中症予防のポイント・こまめに、のどが渇く前の水分補給・利尿作用のあるコーヒーや緑茶、アルコール飲料ではなく、水や麦茶などのノンカフェイン飲料がおすすめ・糖質の多いスポーツドリンクでの水分補給は×・塩あめは大量に汗をかいた時のみ・1日1-2 Lの水分補給(心・腎機能低下の方は除く)・起床時、入浴前後、就寝前に水分補給熱中症環境保健マニュアル2018より改変心血管病に注意!脳梗塞は夏に最も起こりやすいというデータがあります(図1)。糖尿病の方は脳梗塞になりやすく、非糖尿病者の2~4倍高頻度です。また、糖尿病患者の半数が高血圧を合併していることから、ラクナ梗塞という細い血管が詰まることで起こる脳梗塞が多発する傾向にあります。(糖尿病治療ガイド2020-2021)脱水により血液の濃度が上昇し、血栓ができやすくなったり、血管が潰れ、詰まりやすくなることが原因として挙げられます。脱水症状にならないよう、汗をかいていなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。