妊娠を予定している方、妊娠中の方にとって気をつけるべき病気のひとつに糖尿病があります。
糖尿病があって、血糖コントロール不良のまま妊娠すると、おなかの赤ちゃんが大きくなりすぎたり、発育に悪い影響が出たりします。また、もともとは軽い糖代謝異常の方におこる妊娠糖尿病でも胎児が大きくなりすぎたり、周産期のリスクが高くなります。
糖尿病を合併している妊娠で重要なのは、妊娠が分かってはじめて糖尿病の治療を始めるのではなく、事前に血糖コントロールを良好に保ち、計画的に妊娠することです。

​妊娠中の糖代謝異常の分類
糖尿病合併妊娠(糖尿病患者が妊娠する場合)
​妊娠中に初めてわかった糖代謝異常
​妊娠糖尿病
​妊娠中に診断された糖尿病

妊娠中の血糖コントロールは胎児、母体の合併症を予防するために厳格に行う必要があります。

​妊娠中の血糖コントロール目標

朝食前血糖値 70-100 mg/dl
食後2時間血糖値 120 mg/dl未満
HbA1c 6.2%(NGSP値:JDS値 5.8%) 未満

妊娠前~授乳期は内服薬は使わず、インスリン治療を行うのが一般的です。内服薬は胎盤を通過して胎児に達し、低血糖等の副作用を引き起こすためです。
インスリン注射と食事療法が基本になります。

​妊娠中の食事療法

妊娠前半:標準体重×30kcal + 50 kcal

妊娠後半:標準体重×30kcal + 250 kcal

 授乳期:標準体重×30kcal + 450 kcal

  • 血糖値の変動を参考に分割食(4~6回/日)にすることもあります

  • 妊娠中の体重増加の程度によりエネルギー付加を調節します

妊娠を考えている糖尿病の患者さんや糖尿病の検査を受けたい方、妊娠糖尿病の方のための専門外来です。

​糖負荷検査(75g OGTT)

糖尿病の疑いがある方や糖代謝異常の危険因子(肥満、糖尿病の家族歴等)がある方に行います。早期発見のために、妊娠前や不妊治療中の方にすすめられます。

​自己血糖測定

自宅で測定した血糖値データをwebサイトに登録することによりクリニックのパソコンに送ることができます。

​インスリン治療

当院では米国FDA胎児危険度分類で安全に使用可能と認められているインスリン(ヒューマログ、レベミル、混合型インスリン)を用いた治療を行います。

​食事療法

管理栄養士がひとりひとりの状態に合わせたオーダーメイドの食事指導を行います。

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