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肥満とは?
からだに脂肪組織が過剰に蓄積した状態で、BMI(体重kg÷身長mの2乗)が25以上のものが「肥満」です。そして、その肥満が原因で起こる、関連する病気があるか、もしくは病気が起こりうることが予想され医学的な管理が必要であるものが「肥満症」です。
肥満の種類
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単純性(原発性)肥満:エネルギーの摂取と消費のバランス不均衡。90%以上を占める。
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二次性(症候性)肥満:内分泌性の病気や薬剤が原因でおこる。
あなたの肥満には別の病気がかくれているかも?
二次性肥満では内分泌や遺伝性、脳の視床下部等の病気が原因でおこります。治療は原因疾患や行動異常の要因に対して行う必要があります。肥満に占める割合は10%以下と多くはありませんが、肥満と診断された場合には疑う必要があります。
二次性肥満
クッシング症候群
慢性的に副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが過剰分泌されることが原因。
高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、中心性肥満、満月様顔貌、皮膚線条、多毛、座瘡、野牛肩(肩に脂肪蓄積)が特徴。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモン低下によって全身の代謝低下をきたす。
体重増加、眼の浮腫、無気力、疲労感、動作緩慢、皮膚乾燥などを伴う。
多嚢胞性卵巣症候群
Stein-leventhal症候群ともよばれる。
女性で月経異常、両側卵巣の多嚢胞性腫大、男性ホルモン・黄体化ホルモン異常が特徴。
他に、多毛、不妊、にきび、低音声をともなうことも。
診断には採血、エコー検査が必要。
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